5日、個人投資家を対象としたソフトバンクグループのハイブリッド債が5.12%で条件決定しました。
4月の同スキームの前回債(4.97%・4180億円)からは0.15%高くなっています。前回債対比でさらに利回りが引き上げられ、税引き前ながらしっかり「5%」を確保しました。
「個人向け国債よりも利回りが高くて気になっているけれど、普通の社債と何が違うの?」「リスクは高くない?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、新発債の条件のほか、35年債でありながら実質5年債とみなされること、さらに「ステップアップ条項」の意図や投資前に絶対に知っておくべき「3つの注意点」までをわかりやすく解説します。
1. ソフトバンクグループ個人向け新発債の発行要項
まずは、今回発行される債券の基本的な条件を確認しましょう。
目を引くのは5%超というの高い利回りと、前回ほどではないにしろ、2600億円という大きな発行規模です。
ソフトバンクGは、今回の調達資金を「2027年7月に初回任意償還日を迎える米ドル建ハイブリッド社債の借換え資金の一部に充当する予定」と説明しています。
4月債同様、名称に「劣後特約付」や「利払繰延」といった見慣れない言葉が並んでいる点に注意が必要です。
- 銘柄名:ソフトバンクグループ株式会社第9回利払繰延条項・期限前償還条項付無担保社債(劣後特約付)
- 発行総額:2600億円
- 利率:(当初5年)5.12%/5年後以降は変動(1年日本国債金利+当初スプレッド(3.160%)+ステップアップ)
- 年限:35年
- 利払日 :毎年6月19日、12月19日
- 償還期限(期間):2061年6月19日(期限前償還条項付)
- 申込期間:2026年6月8日~18日
- 払込期日:2026年6月19日
- 最低投資金額:100万円
- 格付:BBB+(JCR)
- 引受会社:引受額(引受シェア) SMBC日興証券:850億円(32.69%)
- 引受会社:引受額(引受シェア) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券:750億円(28.85%)
- 引受会社:引受額(引受シェア) SBI証券:330億円(12.69%)
- 引受会社:引受額(引受シェア) 野村証券:260億円(10.00%)
- 引受会社:引受額(引受シェア) みずほ証券:220億円(8.46%)
- 引受会社:引受額(引受シェア) 東海東京証券:140億円(5.38%)
- 引受会社:引受額(引受シェア) 水戸証券:30億円(1.15%)
- 引受会社:引受額(引受シェア) 岩井コスモ証券:20億円(0.77%)
※ 5年後に25bps、20年後に5bps(累計30bps)、25年後に70bps(累計100bps)の金利のステップアップが発生
