1. 米国債「利付債」と「ストリップス債」とは?

米国債を新しく購入しようとする際、大きく分けて2つの選択肢があります。

それが「利付(りつき)債」と「ストリップス債(割引債・ゼロクーポン債)」です。

一言で言えば、この2つは「利息の受け取り方」が異なります。

1.1 利付債(年に2回利息を受け取る)

利付債は、年2回、決められた利息(クーポン)が定期的に米ドルで支払われる標準的な国債です。

満期時には額面通りの元本が戻ってきます。

途中で受け取った利息を再投資しない場合、運用は「単利」の扱いになります。

1.2 ストリップス債(利息は再投資し満期時に一括受け取り)※割引債/ゼロクーポン債

ストリップス債は、保有期間中に利息を受け取れません。その代わりに、将来もらえる利息分があらかじめ差し引かれ、「最初から割引された安い価格」で購入できる国債です。

満期時には額面通りの金額が戻ってきます。

実質的に利息が自動で再投資される「半年複利」と同じ効果が得られます。

【どんな人に向いてる?】

  • 利付債:定期的にドルのキャッシュフロー(お小遣い)を楽しみたい人向け
  • ストリップス債:途中の利息は不要で、将来に向けて効率よく資産を最大化したい人向け

2. 米国債を購入するメリット・デメリット

米国債投資における基本的なメリットとデメリットを整理しておきましょう。

2.1 メリット

  • 安全性:世界最大の経済大国である米国政府が元利金を保証しているため、債券としてのデフォルト(債務不履行)リスクは極めて低いとされています。
  • 金利水準:日本の超低金利とは比較にならない、4.5%前後というインカムゲインが期待できます。
  • 値上がりの可能性:もし将来、米国の金利が下落した場合、債券の市場価格が上昇するため、満期を待たずに途中で売却して利益(キャピタルゲイン)を得るチャンスもあります。

2.2 デメリット(リスク)

  • 為替リスク:ドル建てでは元本が保証されていても、日本円に換算した際、購入時より円高が進んでいると円建てで損失が出る可能性があります。
  • 金利変動リスク:満期前に途中で売却する場合、もし購入時よりも世の中の金利が上がっていると、債券価格が値下がりしているため売却損が出ることがあります。