2. 退職金が見込めない場合はどうすればいい?

老後資金の話では「退職金」を前提にすることが多いですが、誰もが十分な額を受け取れるわけではありません。

非正規雇用や転職経験が多い方、あるいは自営業やフリーランスとしてキャリアを築いてきた方々は、退職金が支給されない、または少額にとどまるケースも珍しくありません。

そのため、老後資金を計画する際は「退職金ありき」で考えるのではなく、現役時代の貯蓄やこれからの積立を基本とする視点が大切です。

退職金が少ない、あるいは全くない場合でも、自身の収入と生活スタイルに合わせて、いかに早くから準備を始められるかが重要になります。

次の章では、若い世代が資産形成にどのように取り組んでいるのか、最新の調査データから見ていきましょう。

3. 20歳代~30歳代の約4割が資産運用を実践!そのきっかけと目的とは

老後に向けた準備として、現役時代からの資産形成がますます重要になっていますが、若い世代はどのようにお金と向き合っているのでしょうか。

マーケティング・リサーチ会社である株式会社クロス・マーケティングが実施した調査(※)によると、20歳代から30歳代のうち39%が資産運用を行っていることが明らかになりました。

特に、男性30歳代(46%)と男性20歳代(40%)でその割合が高くなっています。

※調査対象:全国20~39歳の男女3200名「金融に関する調査(2026年)」

3.1 主流の運用商品は「NISA含む投資信託」で64%

資産運用を行っている人が選んでいる運用商品は、以下の通りです。

運用商品は「NISA含む投資信託」が64%で主流に5/6

運用商品は「NISA含む投資信託」が64%で主流に

出所:株式会社クロス・マーケティング「金融に関する調査(2026年)」2026年5月26日

  • 1位「NISA含む投資信託」64%
  • 2位「国内株式」39%
  • 3位「外国株式」17%
  • 4位「金・プラチナ等の現物資産」13%
  • 4位「外貨預金・FX」13%
  • 4位「暗号資産(仮想通貨)」13%
  • 7位「債券(国債・社債など)」11%
  • 8位「不動産投資」7%

女性30歳代では「NISA含む投資信託」が、男性の20歳代から30歳代では「国内株式」が特に選ばれる傾向が見られます。