2026年5月19日に公表された総務省統計局「家計調査報告 貯蓄・負債編 2025年(令和7年)平均結果の概要」によれば、世帯主が65歳以上の世帯の貯蓄現在高をみると、平均が2564万円。
貯蓄保有世帯の中央値は1777万円でした。
65歳以上全体で見ると平均貯蓄額が2500万円を超えており、まとまった貯蓄を保有している印象ですが、その内訳をみると貯蓄4000万円いじょうが約2割な一方で100万円未満が7.7%など世帯差がわかります。
老後資金の備えには不安を感じる方も多いもの。特に40歳代・50歳代は教育費や住宅ローン、老後の準備などが重なりやすい世代。今の暮らしを大切にする一方で、老後資金の備えを考える方も多いでしょう。
今回は、40~50歳代の二人以上世帯がどれくらい貯蓄をしているのかを、平均額と中央値の両方から見ていきましょう。
1. 40歳代・50歳代の平均貯蓄額はいくらか
金融経済教育推進機構(J-FLEC)の「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」によると、二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)は、年代別に次のようになっています。
1.1 40〜50歳代の貯蓄額(平均・中央値)
- 40歳代:平均1486万円/中央値500万円
- 50歳代:平均1908万円/中央値700万円
- 二人以上世帯全体:平均1940万円/中央値720万円
1.2 平均と中央値に差がある
ここで気になるのが平均と中央値の差でしょう。40歳代では平均が1486万円なのに対して中央値は500万円と、3倍近い開きがあります。
先ほどの65歳以上でも同様でしたが、平均と中央値が大きく離れていることからは、同じ世代のなかでも、貯蓄が多い世帯と少ない世帯の差が広がっている様子がうかがえます。


