5. 障害年金生活者支援給付金、50歳代の受給者が多いのはなぜ?

50歳代の受給者が多いのは、次のような複数の要因が考えられます。

  • 障害年金の受給は長期間継続する傾向にあり、40代までに受給開始した人が50代になっても受給を続けている
  • 脳血管疾患や心疾患、がんなど、生活習慣病による障害が高齢期に発生しやすい
  • 障害等級3級であった人が加齢に伴い1級・2級に該当するケースが増える
  • 65歳になると老齢基礎年金を受給できるため、老齢基礎年金を選択する人がでてくる など

近年、精神障害・知的障害による受給者の割合が高まり、受給が長期化する傾向が顕著です。日本年金機構の「障害年金業務統計(令和6年度決定分)」によると、2024年度(令和6年度)の状況は次の通りです。

  • 新規裁定件数に占める精神障害・知的障害の割合:67.0%
  • 再認定に占める精神障害・知的障害の割合:79.1%
  • 障害基礎年金の再認定率:99.6%
  • 障害厚生年金の再認定率:99.6%

障害年金受給の長期化が高齢になるほど受給者数が増える大きな原因といえるでしょう。