3. 【2026年度版】年金生活者支援給付金の支給額はいくら?
2026年度における年金生活者支援給付金の額は、前年の物価変動を反映し、3.2%の引き上げとなりました。各給付金の基準額は以下の通りです。
- 老齢年金生活者支援給付金(基準額):月額5620円
- 障害年金生活者支援給付金:障害等級1級は月額7025円、2級は月額5620円
- 遺族年金生活者支援給付金:月額5620円
ただし、老齢年金生活者支援給付金については、この月額5620円をベースに、個人の保険料納付状況などに応じて最終的な支給額が計算されます。
4. 注意点:「老齢年金生活者支援給付金」は基準額満額がもらえるとは限らない
これまで説明したように、年金生活者支援給付金には基準額が定められていますが、必ずしも全員がその金額を満額で受け取れるわけではない点に注意が必要です。
特に老齢年金生活者支援給付金の支給額は、国民年金保険料の納付状況や免除を受けていた期間などに応じて、一人ひとり個別に計算されます。
計算方法は、月額5620円を基準として、「保険料を納付した期間に応じた額」と「保険料の免除を受けた期間に応じた額」を足し合わせて算出します。
例えば、保険料を納めるべき期間(480カ月)のすべてで納付済みの場合、計算式は「5620円 × 480カ月 ÷ 480カ月」となり、基準額である月額5620円が支給されます。
しかし、納付済期間が半分の240カ月だった場合、計算式は「5620円 × 240カ月 ÷ 480カ月」となり、支給額は月額2810円に減額されます。
実際には、保険料の免除期間も計算に反映されるため、支給額は個人の状況により細かく変動します。
このように、給付額は一律ではないため、公表されている基準額はあくまで一つの目安と捉え、ご自身の状況に合わせた支給額を確認することが大切です。
また、この給付金は自動的に支給されるものではなく、請求手続きが必要です。対象となる方は、忘れずに申請手続きを行いましょう。
次の章で、具体的な申請方法について解説します。
著者
大学卒業後、ほけんの窓口グループ株式会社へ入社。約300組のライフプランニングを行い、保険販売業務に従事。その後、異業種にて法人営業を経験し、株式会社エイチームフィナジーで保険EC事業の立ち上げに参画。インターネット上で保険の無料相談ができるサービスの責任者として、自身も多くの世帯のライフプランニングを行う。2023年に株式会社モニクルフィナンシャル入社。現在は、より多くの人に、より気軽に、自分に合った保険の選び方を知ってほしいとの思いでコンテンツ制作や執筆作業に従事。 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、生命保険募集人資格、損害保険募集人資格保有。
保険の比較・見積からネット申込まで無料サポートする「ほけんのコスパ」では、「生命(死亡)保険3000万の月額保険料はいくら?データを元に必要な保障額プロが徹底解説」や「七大疾病保険は本当に必要?悩んだ時の判断ポイントと加入のメリット・デメリット」などを執筆。
監修者
マネー編集部年金班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、地方自治体の公務員や生命保険会社等の金融機関にて勤務経験が豊富な編集者が中心となり、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障制度などをテーマに、丁寧で読者にとってわかりやすい記事の情報発信を行っています。
マネー編集部年金班に所属する編集者は日本生命保険相互会社出身の村岸理美、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか等のファイナンシャルアドバイザー経験者等で構成されており、表彰歴多数の編集者も複数在籍しており、豊富な金融知識をもとにした記事に定評があります。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。(最新更新日:2025年6月8日)