2. 【新NISAで運用】「GPIF」の資産配分をNISAで再現するには?

では、GPIFの資産配分を個人がNISAで再現するには、どのような方法があるのでしょうか。

まず考えられるのは、4つの資産に対応する投資信託を組み合わせる方法です。

個別の株式や債券を直接買うのではなく、それぞれの資産に幅広く投資できるインデックスファンドなどを使えば、GPIFに近い資産配分を作りやすくなります。

  • 国内債券:国内債券型の投資信託
  • 外国債券:先進国債券型・全世界債券型などの投資信託
  • 国内株式:TOPIX連動型などの国内株式インデックスファンド
  • 外国株式:全世界株式・先進国株式・S&P500などの投資信託

例えば、毎月4万円を積み立てる場合、単純に考えれば国内債券1万円、外国債券1万円、国内株式1万円、外国株式1万円ずつ積み立てることで、4資産に25%ずつ投資する形に近づけられます。

2.1 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の違いに注意

実際にNISAで再現する場合は、つみたて投資枠と成長投資枠の違いに注意が必要です。

つみたて投資枠で購入できるのは、金融庁が公表している対象商品の一覧に掲載された投資信託などです。

一方、成長投資枠では、上場株式やETF、投資信託、REITなど、つみたて投資枠より幅広い商品に投資できます。

NISAのポイント3/6

出所:金融庁「NISAを知る」

つみたて投資枠だけで再現する場合は、対象商品に含まれるバランス型ファンドを活用する方法が現実的です。

バランス型ファンドを使えば、1本で複数の資産に分散投資できます。個別に4本の投資信託を組み合わせるより管理しやすく、投資初心者でも始めやすい点がメリットです。

ただし、GPIFのように「国内債券25%、外国債券25%、国内株式25%、外国株式25%」と完全に同じ配分になるとは限りません。

よりGPIFに近づけたい場合は、各資産に対応する投資信託を自分で組み合わせる方法が有効です。この場合は、投資する商品を自分で選び、資産配分が崩れたときにリバランスする必要があります。

例えば、株式市場が大きく上昇すると、国内株式や外国株式の比率が25%を超えることがあります。そのままにしておくと、当初より株式の割合が高くなり、値動きの大きいポートフォリオになってしまいます。