2. リースバックとリバースモーゲージを利用する際の注意点

老後資金が不足した場合に持ち家を活用する手段が、リースバックとリバースモーゲージです。いずれも、不動産を活用して老後の生活費を工面できる制度ですが、どちらにも見落としがちなリスクがあります。

リースバックは、自宅を売却したうえで賃借人として住み続ける仕組みです。売却価格が市場相場より低くなりやすいうえ、賃料が割高に設定されるケースも少なくありません。契約期間が定められている場合には、期間終了後に退去を求められる可能性があります。

リバースモーゲージは、自宅を担保に生活資金を借り入れ、亡くなった後に自宅の売却で返済する仕組みです。長生きすることで資金が先に尽きるリスクや、不動産価格が下落した際に担保割れが生じるリスクがあります。

それぞれ、契約条件は金融機関ごとに異なります。複数社を比較し、家族とも十分に話し合ったうえで判断することが大切です。