5. 年金生活者支援給付金、年金の上乗せ「3.2%の引上げ」
年金生活者支援給付金は、所得が一定基準を下回る年金受給者の生活を支援するため、年金に上乗せして支給される給付金です。給付金は、2025年の物価変動率(3.2%)に基づいて改定されます。
そのため、引上げ率は3.2%と基礎年金や厚生年金より高くなります。
6. 年金制度、将来的に《所得代替率》低下傾向
2026年度の改定により、年金額は2023年度以降4年連続で増額となりました。賃金や物価の上昇を反映した結果ですが、増額分が物価上昇に追いついていない状況です。マクロ経済スライドによる調整によって年金の増額率が抑えられているからです。
2024年に公表された「年金財政検証」によれば、「所得代替率(現役男性の平均手取り収入額に対する年金額の比率)」は、「2024年度の61.2%」から「2057年度には50.4%」まで低下する見通し(過去30年投影ケース)です。
年金の実質的な価値が目減りすることが予想されるため、従来以上に自助努力による老後資産形成が必要と言えるでしょう。
