2. なぜ利益率が高いのか?「自社実演」の説得力
オービックが提供しているERPとは、企業の業務効率化や経営改善を実現するためのシステムです。泉田氏は、自社製品を販売するにあたって、オービック自身の業績が優れていることが、顧客に対する何よりの説得材料になっていると指摘します。
「うちの営業利益率57%(※過去の数値)です、うちのERP買いますか?って言ったら、『うちもそこまでいけるポテンシャルありますかね』みたいになる。業務合わせていただければなりますよって言われたら、ちょっと一瞬考えますよね」
もし、自社の営業利益率が3%しかないIT企業から「業務効率化のシステムを導入しませんか」と提案されても、顧客は納得しません。
しかし、自らがERPを活用して60%超の利益率を叩き出しているオービックからの提案であれば、その説得力は絶大です。泉田氏は、オービックが「自分たちの会社を地でやっている」と評価します。
その結果として生み出される生産性の高さも群を抜いています。社員1人当たりの売上高は年間5,846万円、1人当たりの営業利益は3,800万円に上ります。これは営業担当者だけでなく、非営業部門も含めた全社員の平均値です。
この驚異的な生産性は、長年にわたる大型プロジェクトの経験値や、業種・業界ごとのノウハウの蓄積によって実現されていると泉田氏は分析します。
