もし公的年金だけでは少し心もとないと感じるなら、年金受給者の生活を支える「年金生活者支援給付金」という制度が助けになる可能性があります。
この制度は、所得が一定の基準を満たす年金受給者に対し、年金に上乗せして給付金が支給されるものです。昨今の物価高に合わせ、2026年6月支給分からは3.2%の増額が決定しています。
年金生活者支援給付金は3つのタイプに分かれており、受給中の基礎年金に応じて「老齢年金生活者支援給付金」「障害年金生活者支援給付金」「遺族年金生活者支援給付金」が設定されています。
この記事では、それぞれどのような方が対象になるのか、いくら受け取れるのか、そして手続きはどのように進めるのか、最新情報を交えて詳しく解説します。
ご自身やご家族が対象になる可能性はないか、この機会にぜひ確認してみてください。
1. 年金生活者支援給付金とは?制度の基本的な仕組み
2019年に始まった年金生活者支援給付金制度は、年金を受給している方々の暮らしを支えることを目的としています。
受給要件を満たす対象者には、2カ月に一度、公的年金の支給日に合わせて給付金が支給されます。
1.1 財源は消費税の増税分
年金生活者支援給付金の財源は消費税の増税分によってまかなわれており、「年金生活者支援給付金の支給に関する法律」にも明記されています。
「年金生活者支援給付金の支給に要する費用の財源は、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律の施行により増加する消費税の収入を活用して、確保するものとする。」
引用:e-Gov法令検索「年金生活者支援給付金の支給に関する法律」
それぞれの基礎年金を受け取っている方で、定められた所得要件などを満たす場合に、この給付金の対象となります。