福岡県民なら誰もが知るレストラン「ピエトロ」。他の地域の方もドレッシングで名前を知っているかもしれません。
2026年5月7日(木)に放送される読売テレビ制作・日本テレビ系列のTV番組『秘密のケンミンSHOW極』で、この福岡県発のレストラン「ピエトロ」が特集されます。
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出所:株式会社ピエトロ
どのような歴史があり、直近はどのような戦略をとっているのか、詳しく解説します。
1. 1980年12月に福岡市・天神に一号店がオープン
ピエトロは、1980年12月、福岡市・天神にパスタ専門店「洋麺屋ピエトロ」として誕生しました。
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出所:株式会社ピエトロ
当時、日本のスパゲティといえばミートソースやナポリタンが主流の時代。そこでピエトロは明太子や高菜、納豆といった“和”の食材を組み合わせた画期的なメニューを提供しました。
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出所:株式会社ピエトロ
これが若い女性を中心に大評判となり、連日行列の絶えない人気店へと成長します。
2. 看板商品「ドレッシング」が誕生したきっかけは?
そして、開業から1年した1981年に看板商品となるドレッシングが生まれます。そのきっかけには、博多っ子のせっかちな気質が関係していました。
博多っ子は細麺でゆで時間が短いとんこつラーメンに代表されるように、注文から提供までの時間を重視する傾向にありました。しかし、パスタをおいしく茹でるためにはある程度の待ち時間が必要です。
そこで、ピエトロは待ち時間に前菜としてサラダを提供することにしました。このときに合わせて提供された手作りドレッシングが、現在も人気のピエトロドレッシングの原型です。
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出所:株式会社ピエトロ
国産玉ねぎと九州の醤油を使った手作りのドレッシングはたちまち話題になり、常連客から「分けてほしい」という声が上がります。そこでピエトロはワインの空き瓶に詰めて「おすそわけ」を開始。これがドレッシング販売の第一歩です。
1985年には株式会社ピエトロが設立され、本格的な製造・販売をスタート。全国にも支持が拡大することで、事業を大きく成長させていきました。
ピエトロドレッシングは2023年には累計出荷本数で3億本突破。店舗も2026年4月時点で44店舗を全国に展開しています。
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出所:株式会社ピエトロ
3. 売上高は過去最高記録も…外部要因で厳しい経営環境が続く
ピエトロの2025年3月期の連結決算は、以下の通りです。
- 売上高:111億3500万円(前期比10.3%増)
- 営業利益:1億7700万円(同18.9%減)
- 経常利益:1億6000万円(同20.5%減)
- 当期純利益:5700万円(同47.3%減)
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出所:株式会社ピエトロ
現在のピエトロは、ドレッシングなどの「商品事業」と店舗運営に関連する「店舗事業」の2軸で構成されています。
どちらの事業も堅調で、売上高は前年から大きく伸びましたが、野菜価格高騰や販促費・物流費の増加で、大きく利益が削られています。
すでにコスト削減や価格改定などの改革には着手しているものの、外部要因によるマイナスを吸収しきれておらず、2026年3月期第2四半期の決算においても、厳しい経営環境が続いています。
中長期的成長事業として、BtoBのデリカ・フードサービス事業や海外事業などにも注力していますが、抜本的な利益体質の再構築は喫緊の課題となっています。
参考資料
LIMOローカルニュース編集部