たとえば昼食後に1回、お昼寝後に1回など複数回お着替えをしてくれていたことに対して、入園当初は「きちんとしている園だなあ」と感じていたのに、「毎日こんなに洗濯物を増やして親の負担をわかっていない」という感覚に変わってしまう。また、家族参加の行事や課外学習、面談などが少ないので「親の負担が少なくて助かる」と感じていたのに、「これでは託児所の延長。もっと熱心な保育をやってくれないのか」という感覚に変わってしまうなど。

働きたいから保育園準備の負担は減らしてほしい、でも保育園には子どもの教育もやってほしい。入園前は「とにかくどこでもいいから入園したい」と考えていた保育園に対し、職場復帰によって子育てと仕事の時間的なバランスが取れるようになることで、さまざまな欲が出てきがちになるのが今の時期なのです。

信頼関係ができれば細かいことが気にならなくなることも

それでも、どうしても保育園の方針ややり方について疑問や不安を感じることもあるでしょう。保育士も人間なので言われないとわからないこともありますし、言われれば対応できることもあります。何も言わずに怒りや不安を増幅させるのではなく、まずは担任の保育士と会話を重ねていくことをおすすめします。

そしてその際は感情をぶつけるのではなく、あくまで「園ではお着替えはどういうタイミングでやってるんでしたっけ?」「お尻のオムツかぶれがひどいので、頻繁にオムツを替えてほしいわけではないのですが、ちょっと注意してお尻を見てあげてもらえると助かります~」と、和やかにコミュニケーションを取るのがベスト。いろいろと思うことはあっても、怒りまかせではただのクレーマーと捉えられてしまいます。