すると保育園としての考えや事情を教えてもらえたり、可能な限りこちらの要望を叶えようと努力してくれたりと、誠意のある対応を見せてくれるはず。そうやって会話を積み重ねていくことで保育士と信頼関係ができていき、小さなモヤモヤがそこまで気にならなくなることも往々にしてあります。

逆に言うと、園の方針ややり方に多少の不満があるかどうかよりも、保育士が誠意ある説明や対応をしてくれるかどうかの方が重視すべきポイント。そしてその説明や対応の仕方がどうしても解せないとなったなら、転園という選択を取るのがいいでしょう。

筆者が働いていた保育園でも、1歳8カ月の男の子が入園した2カ月後に退園してしまったことがあります。その子はまだ歩くことができていなかったのをお母さんが心配していたため、筆者たちは絶対に無理をさせないようにしつつも、低いテーブルで伝い歩きをさせてみたり手押し車のおもちゃで遊ばせたりしていました。

しかし、お母さんは「あの子のペースで歩かせたかったのに」と怒って退園を選んだのだそう。お母さんの気持ちを汲み取れなかったことを申し訳ないと思いつつ、よかれと思ってやっていたことだったので、「もっとお母さんとコミュニケーションが取れていたら」と後悔したことを覚えています。

保育園と家庭でバランスを取れば解決することもある

筆者は保育園に預けることの利点は、親が働けることだけではないと思っています。乳幼児期の子どもに家庭以外の社会やコミュニティを体験させてあげられることもとても大きなことです。だからこそ、保育園に物足りなさや小さな不満を感じた時には、家庭でバランスを取ることも視野に入れるといいでしょう。