公的年金には老後の生活を支える老齢年金だけでなく、万一の場合に遺族を経済的に支援する遺族年金もあります。配偶者が生計の主体者である場合、「もし配偶者に万一のことがあったら、遺族年金はいくらくらいもらえるのか」が気になる人もいるでしょう。
本記事では、遺族年金の受給額について解説します。遺族基礎年金と遺族厚生年金の違いや子どもがいる場合の受給額シミュレーションも紹介しますので、万一の場合の家計を考えるときの参考にしてください。
1. 【遺族年金は2種類】遺族でいちばん「優先順位」が高い人は誰?
遺族年金には「遺族基礎年金」と「遺族厚生年金」の2種類があります。遺族基礎年金は次の要件を満たす子どもがいる場合、死亡者に生計を維持されていた配偶者または子どもに支給される年金です。
- 18歳の年度末までの子ども(一般的に高校卒業までの子ども)
- 20歳未満で障害等級1級または2級の子ども
遺族厚生年金は、厚生年金に加入している人(または加入していた人)が死亡した場合、一定要件を満たす遺族の中で優先順位の高い人に支給される年金です。子どもがいる場合、遺族厚生年金に加えて遺族基礎年金も受給できます。
ただし、死亡した人が保険料の納付要件を満たしていない場合など、遺族年金が支払われないケースもあります。また、自営業者など国民年金にのみ加入していた人が亡くなった場合、遺族厚生年金の支給はありません。
