4. 老後生活に向けてどう備えるべき?

さまざまなデータから「年金だけで生活できる人は少数派であり、毎月の赤字を貯蓄などから補っていくのが標準的な老後生活」であることがわかりました。こうした状況を踏まえ、ライフスタイルに合わせた対策を講じて、十分な備えを用意することが重要です。

老後の収入確保・貯蓄額増加に向けた対策としては、以下のようなことが考えられます。

  • 日々の家計支出を見直す
  • 定年後の数年は労働収入を得る
  • 手元にある資産を運用する

気軽に始めやすいのは、家計支出の見直しです。食費や医療費よりも「固定費」を優先して見直しましょう。携帯料金や光熱費、保険料などが該当します。より料金の安いサービスを使う、不要な契約は解除するといった方法で固定費を減らせれば、浮いたお金を毎月貯蓄に充てられます。

また、定年後も数年は働き続けて労働収入を得られれば、年金だけでは賄えない支出をフォローでき、70歳代〜80歳代での生活に向けた貯蓄もつくれます。厚生年金保険に加入して働けば、年金額自体を増やすことも可能です。

余裕資金や収入の一部に余剰がある場合は、その資金を運用して増やすことも検討しましょう。年金とは別に収入源を確保したい人は、自分で運用した資金を年金として受け取れる「iDeCo」がおすすめです。老後も運用を続けて、自分のペースで取り崩したい人は「NISA」を使うとよいでしょう。

お金を運用することで、将来的なインフレへの対処にもなります。