お庭の印象を決める「シンボルツリー」。何度も選べるものではないからこそ、何を植えたらいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。

「シンボルツリーを植えたいけれど、虫が苦手」「剪定などの管理が大変そう」とためらっている方には、虫が付きにくい庭木がおすすめ。さらに成長が穏やかで大きくなりすぎず、冬でも緑の葉をつけている「常緑中木」なら、一年中おしゃれでローメンテです。

今回は、お忙しい方や初心者さんでも育てやすく、お庭をおしゃれな雰囲気にしてくれる常緑中木を4種、参考価格とともに紹介します。小さな庭や玄関先でも植えやすい庭木ですので、シンボルツリーを探している方は参考にしてみてくださいね。

1. この記事で紹介する「虫が付きにくくシンボルツリーにおすすめの常緑中木」4種

写真のフェイジョア他、虫が付きにくい常緑樹をご紹介します1/11

ピンク色のエキゾチックな花を咲かせているフェイジョア

Garmasheva Natalia/shutterstock.com

  • ソヨゴ
  • ヒメシャリンバイ
  • フェイジョア
  • グリーンコーン

記事後半では「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」についても、わかりやすくお伝えします。

2. 虫が付きにくいシンボルツリー!ローメンテな常緑中木おすすめ4選

2.1 ソヨゴ

どんな庭にも馴染みやすいナチュラルな姿が魅力の「ソヨゴ」2/11

赤い実を付けているソヨゴ

Kazu Inoue/shutterstock.com

春には愛らしい小花が咲きます3/11

花が咲いているソヨゴ

Honki Kumanyan/shutterstock.com

風に吹かれると葉がこすれ合い、「シャラシャラ」と爽やかな音を立てるソヨゴ。すっきりとした軽やかな樹形で、和洋問わずどんなお庭にも馴染みやすいのが特徴です。

春には小さな白い花がひっそりと咲き、雌株は秋にサクランボのような小ぶりな赤い実を付けるため、季節の移ろいも感じられます。

日陰にも比較的強く、明るい半日陰でも日なたでも、すくすくと育ちます。成長がゆっくりで自然と形が整うため、剪定などの手間があまりかかりません。切り戻したい場合は春か秋に作業してください。

※参考価格:1万5000円~2万5000円前後(高さ1.5m程度)

2.2 ヒメシャリンバイ

春の可憐な花と赤い新芽が鮮やかな「ヒメシャリンバイ」4/11

ピンクの小花を咲かせているヒメシャリンバイ

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春から初夏にかけて、桜や梅に似た淡いピンク色の可憐な小花を咲かせるヒメシャリンバイ。花とほぼ同時期に赤い新芽が出るため、光沢のある緑葉との鮮やかなコントラストが楽しめ、季節の移ろいを感じさせてくれます。

葉が小ぶりで樹形もコンパクトにまとまりやすく、狭いお庭や玄関先のシンボルツリーとしても圧迫感なく馴染みます。病虫害や潮風にも強く、日なたから半日陰までさまざまな場所に植えられるのも魅力です。

成長がとてもゆっくりで剪定もあまり必要ありませんが、切り戻したり形を整えたりしたい場合は、花が咲き終わった後すぐに行うと花数に影響しません。

※参考価格:1万1000円~2万円前後(高さ1.5m程度)

2.3 フェイジョア

銀葉とエキゾチックな花が目を惹く「フェイジョア」5/11

花びらが淡いピンク色、花の中心が赤い、フェイジョアの花

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秋には実の収穫も楽しめます6/11

緑色のフェイジョアの実

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葉の表は濃いグリーン、裏側は白みがかった銀葉で、お庭のおしゃれなアクセントになるフェイジョア。夏には南国を思わせる赤と白のエキゾチックな花を咲かせ、秋には果実を収穫できる、楽しみの多い庭木です。

シンボルツリーとして育てながら果実の収穫も楽しみたい場合は、1本でも実がなる「自家結実」の品種を選ぶのがおすすめ。害虫が付きにくいため、無農薬でも甘酸っぱい風味の果実を味わえます。

日当たりがよく乾燥気味の環境を好むため、水はけの良い場所に植え付けてあげましょう。暑さや乾燥に強く、成長もゆっくりなのでローメンテ。切り戻したい場合は春に作業してください。

※参考価格:1万5000円~2万2000円前後(高さ1.5m程度)

2.4 グリーンコーン

鮮やかな緑と円錐形の樹形が美しい「グリーンコーン」7/11

窓の前に植えられた、緑色の葉のグリーンコーン

筆者撮影

おしゃれなコニファーの仲間で、明るく鮮やかなグリーンの葉と、ふんわりとした円錐形の姿が特徴的なグリーンコーン。葉に触れると柑橘系に似た爽やかな香りが漂います。

暑さや寒さ、病虫害に強く、コニファー類のなかでは比較的丈夫で育てやすい庭木です。日当たりと風通しの良い場所を好みますが、午前中のみ日が当たるような半日陰の環境でも育ちます。

スマートな樹形で、小さなスペースにシンボルツリーを植えたい方にもおすすめ。幹の上部を切り戻すとコンパクトな姿をキープできます。形を整える刈り込みや剪定は、春~初夏に行いましょう

※参考価格:1万5000円~2万円前後(高さ1.5m前後)

3. 虫が付きにくいシンボルツリーでおしゃれな空間づくり

今回は、虫が付きにくくシンボルツリーにおすすめの常緑中木を4種類ご紹介しました。

一年を通して緑を保ってくれる常緑樹は、お庭をおしゃれに彩り、日々の暮らしに安らぎを与えてくれる存在。成長が穏やかで自然に樹形が整いやすい庭木なら、初心者さんやお忙しい方でも無理なく楽しめますよ。

本格的な生育期を迎えるこの季節に、ぜひご自宅の環境や好みに合ったお気に入りの一本を見つけて、緑のあるおしゃれな空間をつくってみてはいかがでしょうか。

4. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?

日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い8/11

日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いとは?

出所:LIMO編集部作成

さいごに「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」も整理しておきましょう。

  • 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
  • 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
  • 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
  • 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。

「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。

可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。

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Tom Meaker/shutterstock.com

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5.3 狭い庭や玄関先で毎年花が楽しめる「小さめ低木」6選

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ピンクの花を咲かせている、シモツケ

Ann Yuni/shutterstock.com

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鈴森 真樹