4. 現状を把握し、老後資金の不安を解消しよう

今回は、70歳代・二人以上世帯の貯蓄額や生活費、そして男女別の年金受給額の実態について、最新のデータをもとに解説しました。

二人以上の世帯のうち70~74歳の無職世帯の家計収支における不足額は、平均で毎月マイナス3万7245円となっており、貯蓄を取り崩して生活している様子が浮かび上がってきました。

また、年金の受給額には男女で大きな差があり、特に女性の厚生年金受給額は低い傾向にあることも事実です。

「貯蓄が足りないかもしれない」と不安に感じた人は、まずは現在の「毎月の支出」を正確に把握することから始めてみましょう。

携帯電話の料金プランを見直したり、不要なサブスクリプションを解約したりといった「固定費の削減」は、家計の赤字を減らす有効な手段です。

また、無理のない範囲で長く働き続けることも、老後の資産寿命を大きく延ばすことにつながります。

手元にある預貯金の一部を、新NISAなどを活用して「お金に働いてもらう(運用する)」視点を持つことも、物価高への防衛策として、1つの選択肢となるでしょう。

ご家庭ごとのリアルな収入と支出に向き合い、できることからコツコツと対策を講じて、安心できるセカンドライフを目指していきましょう。

参考資料

苛原 寛