2. シニア世帯のリアルな「生活費」毎月いくら赤字になる?
では、こうした貯蓄や年金をもとに、シニア世代は毎月どのような家計収支で暮らしているのでしょうか。
総務省の最新データ「家計調査報告(2024年)」をもとに、70~74歳の「二人以上の無職世帯」の家計収支の実態を確認してみましょう。
2.1 70~74歳・二人以上無職世帯の家計収支(月額)
- 実収入:28万7725円
- 可処分所得(手取り収入):24万8599円
- 消費支出(生活費):28万5844円
- 家計収支(不足額):マイナス3万7245円
本データから、年金を中心とした毎月の手取り収入(24万8599円)に対して、生活費などの支出(28万5844円)が上回っており、毎月3万7245円の赤字(不足額)が発生していることがわかります。
この毎月の不足分は、保有している貯蓄を取り崩して補填していくことになるでしょう。
仮に毎月3万7245円の赤字が10年間続いた場合、446万9400円の貯蓄が生活費だけで目減りする計算です。
さらに、日々の生活費だけでなく、病気やケガによる医療費、介護費用、自宅の修繕費、冠婚葬祭といった「特別支出」が突発的に発生することも考慮しておかなければなりません。
