1. 診療報酬は3.09%引き上げ、30年ぶりの高水準

2026年度の診療報酬改定では、診療報酬(本体部分)が2年度平均で3.09%引き上げられ、これは1996年度改定以来30年ぶりの高水準です。一方、薬価等は0.87%の引き下げとなり、全体では2.22%の改定となります。

1.1 そもそも「診療報酬」とは

診療報酬とは、医療機関が患者に提供する診療や検査、投薬など、医療行為ごとに細かく決められている点数のことです。診療行為に対する価格が点数で表現されているのを、明細等で確認される方も多いと思います。

診療報酬の1点は10円として計算され、これは全国一律の仕組みです。

たとえば、診療報酬が合計で1000点であれば、医療機関が受け取るのは10000円です。このうち、私たちが自己負担として支払っているのは3000円、残りは加入する健康保険から支払われることになります。

診療報酬の点数は2年に1回、見直されます。これが今回の診療報酬改定です。