6. 介護保険料の払い過ぎで発生する「過誤納還付金」とは
意外と見落としやすいのが、介護保険料の精算です。
65歳以上の方の場合、介護保険料は年金から天引きされていますが、亡くなったタイミングによっては保険料を払い過ぎている状態となり、精算が必要になることがあります。
多くの自治体では、死亡届が提出されると、後日、還付に関する通知が遺族宛てに送付されます。
※注意:
介護保険料の還付金の受け取り方によっては、相続の判断に影響を及ぼす可能性があります。もし親に多額の借金があり、相続放棄を考えているような場合は、還付金を受け取る前に専門家へ相談することも一つの選択肢です。
7. 申請が必要なお金は期限内の手続きが重要
この記事では、親が亡くなった際に忘れずに請求したい「給付金・還付金」について解説しました。
親が亡くなった後には、葬祭費や埋葬料、未支給年金、高額療養費の還付など、申請することで受け取れる可能性のあるお金がいくつか存在します。
重要なのは、これらの給付金や還付金は自動的に支給されるものではなく、遺族が自ら手続きをしなければ受け取れないという点です。
また、それぞれの制度で申請期限が定められており、その期限を過ぎてしまうと受給資格を失ってしまうこともあります。
葬儀後はさまざまな手続きに追われて大変ですが、利用できる制度がないかを確認し、必要書類を揃えて期限内に申請することが大切です。
自治体や年金事務所からの案内などを参考にしながら、受け取れる可能性のあるお金の申請を忘れないようにしましょう。
※当記事は再編集記事です。
参考資料
- 厚生労働省「未支給年金お手続きガイド」
- 厚生労働省保険局「高額療養費制度を利用される皆さまへ」
- 大阪市「葬祭費の支給」
- 全国健康保険組合「ご本人・ご家族が亡くなったとき」
- 国税庁「No.2022 納税者が死亡したときの確定申告(準確定申告)」
- 横浜市「介護保険料の還付について」
- 日本年金機構「年金を受けている方が亡くなったとき」
- 公益財団法人 生命保険文化センター「家族が亡くなった場合、どのような手続きが必要?」
- LIMO「葬祭費や未支給年金も!親が亡くなった時【申請しないともらえないお金5選】期限を過ぎると0円に」
筒井 亮鳳