2. 【2026年最新版】家計調査から判明した「老後の毎月の赤字額」はいくら?
それでは、最新の家計収支はどのようになっているのでしょうか。総務省統計局が2026年2月に公表した「家計調査報告 家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」を基に、現在の状況を確認します。
2.1 ケース1:夫婦世帯(65歳以上・無職世帯)
まず、65歳以上の夫婦のみで構成される無職世帯の家計収支を見ていきましょう。
- 実収入:25万4395円(うち年金等 22万8614円)
- 支出合計:29万6829円(生活費 26万3979円 + 税金・保険料 3万2850円)
- 毎月の赤字額:4万2434円
2.2 ケース2:単身世帯(65歳以上・無職世帯)
次に、65歳以上の単身無職世帯の家計収支です。
- 実収入:13万1456円(うち年金等 12万212円)
- 支出合計:16万1435円(生活費 14万8445円 + 税金・保険料 1万2990円)
- 毎月の赤字額:2万9980円
2017年時点と比較すると、夫婦世帯の赤字額は月額約5万5000円から約4万2000円に減少しています。
ただし、この背景には年金額のわずかな増加だけでなく、物価高に対応するための節約といった生活防衛意識の高まりや、統計対象の変化も影響していると考えられます。
依然として公的年金だけで生活を維持するのは容易ではない状況が続いています。

