7. 70歳代のリアルな家計事情。データから考える豊かなセカンドライフ

今回は、最新の公的データをもとに、70歳代の貯蓄額の実態や公的年金の受給額、シニア世帯のリアルな家計収支について紐解いてきました。

平均貯蓄額が2416万円である一方で、中央値は1178万円にとどまっており、資産状況の二極化が進んでいる現状がお分かりいただけたかと思います。

長引く物価高により、年金収入だけでは毎月の生活費を賄えず、家計が赤字になる世帯も決して少なくありません。しかし、ただ漠然と不安を抱えるのではなく、これらの客観的な数値を「ご自身の状況を測る物差し」として活用し、早めの対策を講じることが大切です。

筆者自身、日ごろのデータ分析や家族の介護経験からも、元気なうちからご家族と「お金」や「これからの暮らし」について共有しておくことの重要性を痛感しています。

まもなく迎えるお盆休みでご家族が集まるこの時期は、現在の貯蓄額や年金見込額を確認し、今後の働き方や資産運用のあり方、そしていざという時の介護や相続についてもオープンに話し合う絶好の機会となります。

本記事のデータが、読者の皆様お一人おひとりの、豊かで安心できるセカンドライフを描くためのヒントになれば幸いです。

参考資料