3. 私たちの年金を運用する「GPIF」とは?総額293兆円を動かす資産配分術を見てみる!
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)とは、国民が将来受け取る公的年金の財源となる年金積立金を、専門的に管理・運用する公的機関です。
日本の社会は少子高齢化が進行しており、現役世代の保険料負担が過度に増えることを避けながら、将来の年金財源を安定的に確保するという重要な役割を担っています。
具体的には、将来の年金給付総額のうち、現役世代の保険料だけでは不足する約1割を、この積立金の元本と運用によって得られた収益で賄うという仕組みです。
この目標を達成するために、GPIFは世界経済の成長を捉えながら着実に利益を積み上げる「長期・分散投資」を実践しています。
その基本となる資産構成割合(基本ポートフォリオ)は、国内債券、国内株式、外国債券、外国株式という4つの異なる資産クラスへ、それぞれ25%ずつ均等に配分する戦略をとっています。
この方法は、市場の価格変動リスクを抑えながら、長期にわたって安定的なリターンを追求するための、非常に合理的なポートフォリオといえます。
著者
ファイナンシャルアドバイザー/証券外務員一種/2級ファイナンシャル技能士
大学卒業後、第一生命保険株式会社に入社し、働く世代の個人向け保険営業・資産運用提案に4年間従事。“保障と投資のバランス”の必要性を伝えるため、社内でセミナー講師や記事執筆も担当。
現在は個人向け資産運用会社にて、IFAとして個人向け資産運用・保険の見直しのコンサルティング業務を行う。話しやすい雰囲気と寄り沿う相談が強み。プライベートでは、旅行が好き。
保険販売資格、証券外務員一種、2級ファイナンシャル技能士を保有。
監修者
マネー編集部年金班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、地方自治体の公務員や生命保険会社等の金融機関にて勤務経験が豊富な編集者が中心となり、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障制度などをテーマに、丁寧で読者にとってわかりやすい記事の情報発信を行っています。
マネー編集部年金班に所属する編集者は日本生命保険相互会社出身の村岸理美、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか等のファイナンシャルアドバイザー経験者等で構成されており、表彰歴多数の編集者も複数在籍しており、豊富な金融知識をもとにした記事に定評があります。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。(最新更新日:2025年6月8日)