6. 年金の「現実」と「誤解」を正しく知っておこう
本記事では、厚生年金の受給額の実態と制度に関する誤解について解説しました。
厚生年金の受給額は平均で見ると一定水準にあるように見えますが、実際には分布に大きな差があり、月20万円以上を受け取る人は2割弱にとどまっています。
また、月30万円以上となるとごく一部に限られているのが現状です。
一方で、年金制度については「保険料が上がり続ける」「いずれ破綻する」「元が取れない」といった誤解も少なくありませんが、実際には就業者数の増加や制度調整の仕組みにより、一定の持続性が保たれています。
こうした実態と制度の仕組みを正しく理解することで、老後の資金計画をより現実的に考えることができるでしょう。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「国民年金及び厚生年金に係る財政の現況及び見通しー令和6(2024)年財政検証結果 ー」
- 厚生労働省「令和6(2024)年財政検証関連資料②ー年金額の分布推計ー」
- 日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」
- 日本年金機構「知っておきたい年金のはなし」
- 厚生労働省「令和6(2024)年財政検証関連資料①」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 日本年金機構「令和7年4月分からの年金額等について」
- 厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」
長井 祐人