5月も下旬に入り、そろそろ夏のボーナスや上半期の家計見直しが気になる時期ではないでしょうか。

2026年もまもなく折り返しを迎える今、改めて確認しておきたいのが、J-FLEC(金融経済教育推進機構)が発表した最新の「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」の結果です。

同調査によると、二人以上世帯の金融資産保有額は平均1940万円と、前年から大きく増加しました。この躍進を支えたのは給与増ではなく、新NISAなどを通じた「株価上昇」や「配当収入」であるという結果も出ています。

投資の有無が資産格差の決定打となりつつある中、この「平均値の急上昇」をとりわけ切実な思いで見つめているのが、リタイア後の生活に向けたラストスパート期である「50歳代」かもしれません。しかしその一方で、将来への不安から投資を優先するあまり、日々の生活を切り詰めすぎる「NISA貧乏」という新たな課題も浮き彫りになっています。

本記事では、J-FLECの調査から50歳代の貯蓄のリアルを紐解くとともに、65歳までの15年間でいかに資産を作っていくかを考えてみましょう。「毎月5万円の積立投資」の利回り別シミュレーション結果とあわせ、今の生活の質(QOL)を落とさずに投資資金を捻出するヒントもご紹介します。