5. まとめ
2026年度は公的年金が引き上げられ、老齢基礎年金の満額は月額7万608円となります。ただし、公的年金の受給額は一律ではなく、厚生年金の上乗せ額は現役時代の収入や加入期間によって大きく変わります。
モデル年金や平均額は参考になりますが、そのまま自分の老後収入になるわけではありません。
また、厚生年金受給者のうち月額15万円以上を受け取っている人はほぼ半数いるものの、実際の手取り額は税金や社会保険料が差し引かれるため、額面より少なくなります。
老後の家計を考える際は、支給額ではなく振込額ベースで見通しを立てることが重要です。
今回の試算では、40年間加入し、基礎年金を満額受け取る前提なら、公的年金を月15万円受け取るための年収目安はおおむね435万円前後となりました。
もっとも、これはあくまで概算です。将来の暮らしを具体的に考えるためにも、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で自分の見込み額を確認し、早めに老後資金の準備を進めておきましょう。
参考資料
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「国民年金保険料」
- 日本年金機構「は行 報酬比例部分」
- 厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」
加藤 聖人