3. 【給付額】年金生活者支援給付金、ひとり月いくら?《2026年度は増額》
「年金生活者支援給付金」は、公的年金等の収入金額やその他の所得が一定基準に満たない場合に受け取れる給付金です。
老齢年金、障害年金、遺族年金のそれぞれの年金に給付金が設けられており、2カ月に一度、公的年金に上乗せして支給されます。また、給付額は公的年金と同様に、年度ごとに見直しがおこなわれます。
3.1 年金生活者支援給付金「2026年度の給付額」はいくら?
2026年度の「年金生活者支援給付金」の給付額は、前年度より+3.2%引き上げが決定しており、6月支給分の「4・5月分給付金」から増額率が適用されます。
各給付金の2026年度月額は以下の通りです。
- 老齢年金生活者支援給付金(月額):5620円(※基準額)
- 障害年金生活者支援給付金(月額):1級7025円・2級5620円
- 遺族年金生活者支援給付金(月額):5620円
なお、老齢年金生活者支援給付金については、上記を基準額として、保険料納付済期間などをもとに実際の給付金額が計算されます。
3.2 年金生活者支援給付金の支給日はいつ?
年金生活者支援給付金は、年6回に分けて、偶数月の15日に支払われます。なお、15日が土日または祝日のときは、その直前の金融機関の営業日に前倒しとなります。
年金の受取口座と同じ口座に、同日、年金とは別に振り込まれます。(通帳にはそれぞれ別の振込として記載されます)
各支払月には、原則、その前月までの2カ月分の年金生活者支援給付金が支払われます。例えば、4月に給付されるのは、2月分・3月分の給付金です。”2026年度”の給付基準額で年金生活者支援給付金が支給されるのは6月からとなります。
4. まとめ
年金生活者支援給付金は、所得が一定基準以下の世帯を支える大切な制度ですが、受給要件を満たしていても自動的には支給されない点に注意が必要です。
2026年度は物価や賃金の動向を反映し、老齢年金生活者支援給付金の基準額が月額5620円となるなど、各給付金で増額改定が行われます。この改定後の金額が実際に振り込まれるのは、2026年6月支給分からとなります。
まずはご自身やご家族が、前年の所得制限や世帯の課税状況といった支給要件を満たしているかを確認しましょう。対象となる方には日本年金機構から請求書が郵送されますが、新規に障害年金や遺族年金を請求する場合は、年金の裁定請求とあわせた手続きが求められます。受給漏れを防ぐためにも、届いた書類の内容を速やかに確認し、返送や電子申請などの必要なアクションを確実に行うことが大切です。
参考資料
- 厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」
- 日本年金機構「老齢(補足的老齢)年金生活者支援給付金の概要」
- 厚生労働省「年金生活者支援給付金制度」
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)が届いた方へ」
マネー編集部年金班
