4.2 パターン2:これから老齢年金の受給を開始する場合

これから老齢年金の受給を開始する場合5/6

これから老齢年金の受給を開始する場合

出所:日本年金機構「老齢基礎年金を新規に請求する方の請求手続きの流れ」

  1. 年金の受給権が発生する3カ月ほど前に、日本年金機構から「年金請求書(事前送付用)」が郵送されます。この中に「年金生活者支援給付金請求書」も同封されています。
  2. 必要事項を記入した上で、受給が始まる年齢の誕生日の前日以降に、年金請求書とあわせて年金事務所に提出します。

4.3 2年目以降の手続きは基本的に不要

「毎年申請が必要なのだろうか」と疑問に思うかもしれませんが、一度請求手続きを完了すれば、翌年以降も支給要件を満たしている限り、原則として再度の手続きは不要です。

※給付金の支給は毎年度、前年の所得などに基づいて継続の可否が判定されます。その判定結果は、毎年10月分(12月支払い)から1年間にわたって適用されます。

5. 高齢者世帯の生活は苦しい?データで見るリアルな実情

公的なデータを見ると、高齢者世帯の半数以上が「生活が苦しい」と感じている実態が浮かび上がります。

ここでは、厚生労働省が公表した「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」を基に、高齢者の生活意識について確認します。

この調査によれば、高齢者世帯における生活意識の割合は以下のようになっています。

5.1 高齢者世帯の生活意識調査の結果

  • 大変苦しい:25.2%
  • やや苦しい:30.6%
  • 普通:40.1%
  • ややゆとりがある:3.6%
  • 大変ゆとりがある:0.6%

「大変苦しい」と「やや苦しい」を合計すると、生活に苦しさを感じている世帯は55.8%と半数を超えています。

これは「普通」と回答した割合を上回っており、厳しい生活状況がうかがえます。

6. 年金生活者支援給付金の対象かもしれないと思ったらまずは確認を

この記事では、公的年金に加えて受け取れる「年金生活者支援給付金」について、対象者の条件、給付額、申請方法を解説しました。

「自分は当てはまらないだろう」と自己判断せずに、一度ご自身の状況が支給要件に該当するかどうかを確認してみることをおすすめします。

この制度を知っているか否かで、家計の状況が変わる可能性もあります。

手続きは、対象となる可能性のある方に日本年金機構から案内が届くため、決して複雑ではありません。

本記事が、今後の生活設計を考える上での参考になれば幸いです。

※当記事は再編集記事です。

参考資料

マネー編集部社会保障班