2. 厚生年金、平均は15万円台「月額20万円」以上の受給者は「全体の2割以下」
一方、実際の受給額の分布を見ると、厚生労働省の資料(令和6年度)では、老齢基礎年金を含む厚生年金の平均月額は15万289円となっています。
受給額別の割合は以下のとおりです。
- 10万円未満:19.0%
- 10万円以上:81.0%
- 15万円以上:49.8%
- 20万円以上:18.8%
- 30万円以上:0.12%
このうち、年間240万円に相当する「月額20万円以上」の受給者は18.8%にとどまっています。全体の分布から見ると、一定水準以上の受給額に該当する人は限られている状況です。
受給額の現実に驚かれた方も多いかもしれませんが、この年金原資は単に現役世代の保険料だけで賄われているわけではありません。私たちが将来受け取る年金をより確かなものにするため、市場で資産を増やし続けている「GPIF」という組織の存在をご存知でしょうか。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)