4. 年金増額を「将来のプラン」を見直すきっかけに
2026年度の年金額改定はプラスとなりましたが、データを見ると「ゆとりある老後」を公的年金だけで賄える層は限られているのが現状です。しかし、一方で年金の土台となるGPIFの運用が累計196兆円もの利益を上げ、制度を強力に支えていることは、私たちにとって非常に心強いニュースです。
まずはご自身の「ねんきん定期便」などで、現実的な受給予測額を把握することから始めてみてはいかがでしょうか。公的年金という「守りの土台」があることを再確認した上で、足りない分をどう補うか。好調な運用実績を一つの安心材料にしながら、新年度から前向きに将来のプランを練ることが大切です。
参考資料
村岸 理美
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
CFP®認定者/1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/J-FLEC認定講師
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。ファイナンシャルプランナーとして独立後は公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。マネースクール講師としても活動し、社会保障、リタイアメントマネジメント、NISA、iDeCoを含む資産運用など、お金に関する幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMOマネー編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定講師として、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。(2026年1月9日更新)