2. 75歳以上の夫婦世帯の平均貯蓄額はいくら?
平均的なシニア夫婦は毎月少しずつ貯蓄を取り崩していることが分かりましたが、実際の75歳以上の夫婦世帯ではどれくらいの貯蓄を保有しているのでしょうか。
次に、総務省統計局の「家計調査〔貯蓄・負債編〕2024年」から、二人以上世帯のうち世帯主が75歳以上の世帯の貯蓄状況をご紹介します。
2.1 【二人以上世帯】75歳以上無職世帯の貯蓄状況
二人以上世帯のうち、世帯主が75歳以上の世帯の平均貯蓄額と貯蓄内訳は以下の通りです。
平均貯蓄額:2367万円
- 金融機関:2360万円
・通貨性預貯金:772万円
・定期性預貯金:805万円
・生命保険など:341万円
・有価証券:442万円
・貸付信託・金銭信託:6万円
・株式:247万円
・債券:39万円
・投資信託:150万円
- 金融機関外:7万円
平均貯蓄額は2000万円を超えており、そのほとんどが金融機関で保有されています。
特に、通貨性預貯金・定期性預貯金などが大半を占めており、比較的安全性が高い運用方法が好まれていることが分かります。
しかし、上記のデータはあくまでも平均額であり、十分な貯蓄を用意できていないシニア世帯も少なくありません。
年齢を重ねたからといって資産が勝手に増えるわけではないので、計画的に準備していきましょう。
著者
AFP/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1997年生まれ。大学を卒業後、大手証券会社を経てWebライターとして独立。金融・資産運用分野を中心に1000本以上の記事を執筆し、大手銀行系メディアでの実績も持つ。AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)などの資格を活かし、専門的な内容を初心者にも分かりやすく伝える記事制作を得意としている。
監修者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
【保有資格】
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。
【経歴】
二種外務員資格や相続診断士などの資格を保有し、「お金とくらし」にまつわる情報を専門的かつ丁寧に発信する金融メディア編集者・ライター。
早稲田大学第一文学部史学科卒。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。また、大手人材派遣会社における採用管理業務などの実務経験もある。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。
専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事執筆をおこなう。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年7月9日更新)