5. 【まとめ】資産形成と取り崩しの考え方
40歳代・50歳代は、教育費や住宅ローン、さらには親の介護など、家計の負担が重なりやすい時期です。しかし、他の世帯と比較し過ぎるのではなく、「わが家のペース」で家計の状況を見える化し、資産を少しずつ育てていくことが大切です。
老後に関する意識調査を見ると、60歳代の単身世帯ではおよそ5割が「日常生活費をまかなうのが難しい」と回答しています。
また、二人以上世帯でも「ゆとりはないが日常生活費程度はまかなえる」と答えた人が60〜70歳代で5〜6割を占めており、多くの世帯が余裕のない生活状況にあることがうかがえます。
不安の理由として最も多いのが「物価上昇による費用の増加」で、半数以上の世帯が挙げています。さらに、医療費や介護費の自己負担の増加を心配する声も多く、公的年金だけでは十分とは言い切れない実情も見えてきます。
こうした将来の不安に備えるためには、先取り貯金を習慣化することや、NISAやiDeCoといった制度を活用しながら、現役時代のうちから計画的に資産形成を進めていく視点が求められるでしょう。
※※投資には元本割れのリスクがあります。最終的な判断はご自身で行ってください。
参考資料
マネー編集部貯蓄班
著者
マネー編集部貯蓄班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験のある編集者が中心となり、金融庁や総務省など官公庁の公開情報等をもとにお金の課題に寄り添う専門チームです。
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編集者の多くは、金融機関にて個人リテール業務を経験。若年層からシニア層、富裕層に至るまで、幅広い顧客に対し、投資信託・保険を中心とした総合的なライフプランニングを実行してきた。なかには、リテール営業で社内トップの実績を持ち、行内で表彰された実力者も。人材育成や社内教育にも携わるなど、金融知識と実務経験の両面で信頼される編集者が在籍しています。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年6月23日)
監修者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。早稲田大学第一文学部史学科卒。学参系編集プロダクションなどで校閲・編集・執筆を経験。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年2月12日更新)