3. 販売中の個人向け国債
個人向け国債には、運用期間や金利の決まり方に応じて「変動10年」「固定5年」「固定3年」という3つの商品ラインナップが用意されています。次に、最新の金利状況と、それぞれの商品の特徴について解説します。
3.1 個人向け国債の金利
現在販売されている3月募集の個人向け国債の金利は以下のようになっています。
- 変動10年(変動金利):1.40%(初回金利)
- 固定5年(固定金利):1.58%
- 固定3年(固定金利):1.34%
3.2 「固定金利型」の特徴
固定金利型は、応募時の金利が満期まで変わらない点が大きな特徴です。長い間1.0%を切っていた金利事情を考えると、現在の高金利で購入をしておくことで、今後、日本経済において金利が低下したとしても、安定的なリターンを得ることができます。
一方で、金利が変わらないということで、今後の日本経済の金利が急上昇すると、インフレリスクに備えきれず、資産価値が実質的に目減りしてしまうリスクも伴います。
「金利低下のリスクを負わずに、今後の利益を安定化させたい」と考える人にとっては、非常に魅力的な選択肢と言えます。
3.3 「変動金利型」の特徴
一方で、変動金利型の最大のポイントは、半年ごとに市場の金利を基準として適用金利が見直される点です。
市場金利は基本的に日本市場が好景気となる局面や、物価上昇局面に上昇する傾向にあり、現在は上昇傾向にあります。
そのため、現状では固定5年のほうが金利は高いものの、3年後や5年後には変動10年の方が高利回りになっている可能性もあるということです。
変動10年は「物価上昇やインフレから資産を守るための手段」として機能するため、そのようなリスクに備えたいと思っている人は、有力な選択肢となるでしょう。
