1. 金利の推移

安定して資産を育てることができる投資先として、なぜ今、個人向け国債が注目を浴びているのか。まずは商品の1つである「変動10年」に目を向けて、これまでの金利推移を見ていきましょう。

【第107回 変動型個人向け国債(変動10年)金利推移】

※初回利払日が2019年9月15日の銘柄を例にしています。

変動10年の金利推移1/3

変動10年の金利推移

出所:財務省「変動10年の発行条件」を元に筆者作成

利子支払日 基準金利 適用金利 

  • R1.09.15 -0.01% 0.05%
  • R2.03.15 -0.15% 0.05%
  • R2.09.15 -0.05% 0.05%
  • R3.03.15 0.02% 0.05%
  • R3.09.15 0.05% 0.05%
  • R4.03.15 0.01% 0.05%
  • R4.09.15 0.17% 0.11%
  • R5.03.15 0.17% 0.11%
  • R5.09.15 0.49% 0.32%
  • R6.03.15 0.59% 0.39%
  • R6.09.15 0.74% 0.49%
  • R7.03.15 0.93% 0.61%
  • R7.09.15 1.26% 0.83%
  • R8.03.15 1.47% 0.97%
  • R8.09.15 2.24% 1.48%

表からも分かる通り、かつては基準金利がマイナスに沈み、適用金利も最低保証の水準に張り付いていました。しかし直近では、基準金利が着実に成長をしており、それに連動して適用金利も段階的に上昇しているのがわかります。

「変動型」は、今後さらに日本経済が成長し、市場の金利が上昇すれば、それに伴って受け取れる利子も増えていくことが期待できます。一方で「固定型」の個人向け国債は、現在のこのような高い金利水準で購入することで、満期までの一定期間、その確実な利益が約束されることになります。