「愛ある食空間」と「感動ある憩いの空間」の提供を目指し、学校給食事業も手がけている東京ケータリング株式会社が運営するアカウント「学校給食系インフルエンサー」(@gakko_kyushoku_chori)さんの動画が話題です。
今回は学校給食で算数を学びます!(笑)
「ガーリックトースト」の調理動画を紹介しながら、各食材の量の基準値と、学年ごとに掛け算をする倍率(換算率)について説明しましょう。
投稿された動画には執筆時点で約3030件のいいねが寄せられるなど話題となっています。
また記事中では、文部科学省が発表した最新の調査より「公立学校の給食費月額」についてもご紹介します。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
※今回ご紹介する動画は、投稿者様の掲載許可を頂いております。
1. 【学校給食】栄養満点で食べやすい魚の代表「鯖」
今回紹介する「ガーリックトースト」。
こちらの学校では乳「乳不使用」のマーガリンを使用しているそうです。
乳成分の代わりに植物性油脂で作られた安全なマーガリン、アレルギーの児童でも食べられる主食のパンをみんなで食べられるのは嬉しいですよね。
さて、このマーガリンを使った「ガーリックトーストの素」を作ったら、低学年、中学年、高学年別に量を調整していきますよ。
給食では「計画と計算」がとっても大事なんです。
2. 【学校給食】換算とは学年別に量の差を付ける事を指す
まず、マーガリンの全体量を計測し、中学年の児童に使うマーガリンの量「8g」を算出します。
その8gを基準量として、この学校では0.85倍を掛け算して低学年の児童に使うマーガリンの量を「6.8g」、1.15倍を掛け算して高学年の児童に使うマーガリンの量を「9.2g」を算出します。
身長も体重も大きく異なる低学年と高学年、児童の成長に合わせて食べる量もしっかり計算しているんですね。
なお、学校給食調理さんによると、こちらの学校では低学年0.85、高学年1.15と計算していましたが、一般的には低学年0.9、高学年1.1と計算するところが多いそうですよ。
いやー。計算は大事!
このように、低学年中学年高学年の量に段階をつけることを「換算」というようです。
そして計算したら大きなボウルに各学年で利用する量の全量を入れ、小さなカップに鉄板1枚分のマーガリンを取り分けて、学年ごとにどのパンにも等しくガーリックトーストの素を塗っていきます。
そうそう、そしてこの断面をみてください。
低学年中学年高学年で、パンの厚みも違うんです!
そして「鉄板に並べてオーブンで焼く」を9回繰り返します。
この「9回」という数字も、事前にホワイトボードを使って計算して、何回に分けて焼くかを算出しているんですよ。
計算に続いて「計画」も大事だということがわかりました。
できあがった今日の献立は
- ガーリックトースト
- 野菜たっぷりポトフ
香りがいいパン、栄養たっぷりの温まるスープの献立でした。
コメント欄では
- 「美味しさの裏にある緻密な計算よ」
- 「ガーリックトーストひとつにこの手間…!本当にお疲れ様です」
- 「学校給食は奥深いなといつも感じます。何年もやっていても、新しく知る知識や技術に出会すとワクワクします」
など、美味しさの裏にあるち密な計算と計画に驚く声がありましたよ!
@gakko_kyushoku_choriさん、掲載のご許可をいただきありがとうございました!
3. 【給食費】公立小学校の学校給食費、平均月額は4688円
令和5年5月1日時点における、完全給食を実施している公立学校の学校給食費(平均月額)は以下の通りです。
- 小学校:4688円(年間給食回数:192回)
- 中学校:5367円(年間給食回数:188回)
- 夜間定時制高等学校:5344円(年間給食回数:177回)
前回の令和3年度調査と比較すると、小学校で4.7%、中学校で4.8%、夜間定時制高等学校で7.4%上昇しており、いずれの学校種別でも費用が増加しています。
3.1 都道府県別の給食費の違い
給食費の平均月額は都道府県によって差が見られます。
- 小学校では、最も高いのは福島県の5314円、最も低いのは滋賀県の3933円となっています。
- 中学校では、最も高いのは富山県の6282円、最も低いのは滋賀県の4493円となっています。
なお、このような違いが見られますが、都道府県ごとに給食の内容(献立など)や、年間の実施回数が異なる場合もあり、単純に金額のみで比較することはできないとされています。
参考資料
長島 迪子