3. 【国民年金保険料】追納メリットと「10年ルール」に注意!

国民年金保険料追納申込書4/5

出所:日本年金機構「国民年金保険料 追納申込書」

追納のメリットをみていきましょう。

3.1 追納メリット①社会保険料控除の対象

追納した保険料は全額が社会保険料控除の対象となり、所得税・住民税の軽減につながります。

例えば、所得税と住民税の合計税率が20%の人であれば、追納額の20%相当分が節税となります。投資収益は将来の運用状況によって変動しますが、追納による税軽減効果は、支払ったその年の所得に対して即効性のあるメリットが得られる点が、長期運用のNISAとは異なる大きな特徴です。

3.2 追納メリット②生涯にわたる年金給付

NISAで運用した資産は取り崩せば減少しますが、追納によって増えた老齢基礎年金は一生涯受け取ることができます。物価変動などの経済変化にも対応する公的年金ならではの安定性は、長生きリスクに備える上での大きな安心材料です。

3.3 追納メリット③障害・遺族保障との関係

学生納付特例や納付猶予の期間は、承認を受けていれば、万が一の際の「障害基礎年金」や「遺族基礎年金」の受給資格期間として扱われます。追納の有無によってこれらの受給額が変わることはありませんが、追納を行わなければ老齢基礎年金は免除分だけ減額されます。将来の生活設計を見据え、受給バランスを整えておくことが重要です。

3.4 追納の期限と注意点

追納が可能なのは、承認を受けた月から10年以内です。

追納保険料について5/5

追納保険料について

出所:日本年金機構「国民年金保険料の追納制度」

さらに、免除等の承認から3年度目以降に追納する場合は、当時の保険料に加算額が上乗せされます。家計に余裕ができた段階で、できるだけ早めに検討するとよいでしょう。お近くの年金事務所にご相談ください。

国民年金の追納は、日本年金機構のホームページや「ねんきんネット」で「国民年金保険料 追納申込書」を作成・入手し、必要事項を記入のうえ本人確認書類(マイナンバーカード、またはマイナンバー確認書類と身元確認書類)を添付して、最寄りの年金事務所へ窓口または郵送で提出することで申請できます。