3月に入り、新年度の準備を始める方も多いのではないでしょうか。

この時期は、年金や給付金といった生活に関わる制度の変更点が気になる季節です。

2026年度については、物価上昇などを背景に「年金生活者支援給付金」が増額されることが決定しました。

公的年金だけでは生活が厳しいと感じる方にとって、この給付金は毎月の家計を支える重要な収入源となります。

しかし、「具体的にいくら増えるのか」「自分は対象になるのか」「申請しないともらえないのか」といった疑問をお持ちの方も少なくないでしょう。

特にこの制度は、支給の条件を満たしていても、ご自身で手続きをしないと受け取れないケースがあるため注意が必要です。

この記事では、2026年度の給付基準額、対象となる方の条件、そして具体的な申請方法までを分かりやすく整理しました。

老齢・障害・遺族それぞれの給付金の違いも解説しますので、受給漏れを防ぐためにも、ぜひこの機会に確認してみてください。

1. 2026年度の年金生活者支援給付金、いくら支給される?

「年金生活者支援給付金」とは、公的年金などの収入やその他の所得が、定められた基準額に満たない場合に支給される給付金制度です。

この給付金は、老齢・障害・遺族の各基礎年金に上乗せされる形で、2カ月に一度支給されます。給付額は公的年金と同様に、毎年度見直しが行われます。

1.1 【2026年度】年金生活者支援給付金の具体的な支給額

2026年度の「年金生活者支援給付金」は、前年度から+3.2%の引き上げが決定しています。

この増額率は、6月に支給される「4月・5月分」の給付金から適用されます。

2026年度における各給付金の月額は、以下の通りです。

  • 老齢年金生活者支援給付金(月額):5620円(※基準額)
  • 障害年金生活者支援給付金(月額):1級 7025円・2級 5620円
  • 遺族年金生活者支援給付金(月額):5620円

ただし、老齢年金生活者支援給付金については、上記の金額を基準額として、保険料の納付済み期間などに応じて実際の支給額が計算される仕組みです。