2. 平均はいくら?国民年金・厚生年金の受給額を比較
それでは、国民年金と厚生年金で、どれくらい受給額が異なるのか、平均額を確認してみましょう。
この章では、厚生労働省が昨年12月に公表した「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、国民年金と厚生年金の平均受給額を確認します。
2.1 国民年金の平均年金月額(男女別・全体)
まず、国民年金のみを受給している人の平均年金月額です。
国民年金は保険料が一律なので、受給額は加入期間の影響を強く受けますが、平均で見ると次のような水準となっています。
男性:6万1595円
女性:5万7582円
全体:5万9310円
※旧法老齢年金の受給権者と新法老齢基礎年金の受給権者(受給資格期間を原則として25年以上有する方)の合計であり、老齢基礎年金受給権者には被用者年金が上乗せされている方を含みます。
2.2 厚生年金(国民年金含む)の平均受給額(男女別・全体)
次に、厚生年金に加入している人の平均受給額を見てみましょう。厚生年金は、報酬比例部分として国民年金に上乗せされるので、受給額は増加します。
男性:16万9967円
女性:11万1413円
全体:15万289円
国民年金の受給平均額は5万9310円ですから、厚生年金の平均受給額と比較すると2倍以上の差があることがわかります。
前章でもお伝えしたとおり、厚生年金保険は、給与や賞与に応じて、会社と折半して保険料を納める仕組みになっています。一律の保険料を納める国民年金保険とは、そもそも仕組みが異なります。
したがって、月15万円以上を受給できるかどうかは、働き方や加入してきた年金制度の積み重ねによって左右されるといえます。