5. まとめにかえて:【老後のお金】いまからできる備え
働き盛りである40歳代・50歳代の貯蓄状況を見ると、平均値と中央値の開きが大きく、資産保有額の差が広がっている実態が浮かび上がります。
とくに50歳代では、貯蓄額が500万円未満の世帯が約4割を占め、十分な蓄えを確保できていない世帯も少なくありません。
一方、65歳以上の無職夫婦世帯では、平均的な家計が毎月3万円を超える赤字となっていることも明らかになっています。
現役世代は、住宅ローンや教育費といった直近の支出に目が向きがちです。しかし同時に、将来の生活費についても現実的に備えていく必要があります。
老後資金への取り組みは、早く始めるほど選択肢が広がります。NISAやiDeCoなどの税制優遇制度も活用しながら、自身のライフステージに合った方法で、無理のない資産形成を進めていくことが重要です。
参考資料
- J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」
- 総務省統計局「家計調査」第3章 年齢階級別に見た暮らしの特徴
- 金融庁「つみたてシミュレーター」
- 金融庁「NISAを知る」
マネー編集部貯蓄班