1.1 「富裕層と超富裕層」の割合をチェック
- 富裕層:153万5000世帯
- 超富裕層:11万8000世帯
全世帯に占める割合は以下のようになっています。
- 富裕層:約2.75%
- 超富裕層:約0.21%
2021年に行われた前回の調査では、富裕層・超富裕層の世帯数は次のような結果となっていました。
- 富裕層:139万5000世帯
- 超富裕層:9万世帯
割合だけを見ると多くはないように思えるかもしれませんが、世帯数自体は着実に増えています。
ではなぜ、富裕層は増え続けているのでしょうか。
2. 【将来、あなたも該当する可能性あり】なぜ日本で「富裕層」が増加している?
この約10年間で世帯数や資産総額が拡大してきた背景には、株式や投資信託などの金融資産の価格上昇が大きく影響しており、こうしたリスク資産を多く保有していた世帯ほど、値上がりによって資産を伸ばしたと考えられます。
また、富裕層・超富裕層が増加している理由として、相続によってまとまった資産を受け取り、そのまま富裕層へと移行するケースが増えている点も挙げられます。
さらに近年では、「気づかないうちに富裕層の水準に達していた世帯」や「共働きで資産を積み上げた結果、富裕層となった世帯」も一定数見られます。
2.1 近年「いつの間にか富裕層」と「スーパーパワーファミリー」が増加傾向
近年、株価の上昇やNISAの普及を背景に、資産運用の積み重ねによって、知らないうちに富裕層の水準に達する世帯が増えています。
野村総合研究所はこのような層を「いつの間にか富裕層」と呼んでおり、40〜50歳代の会社員でも、長年の運用の成果として金融資産が1億円を超える例が目立ってきました。
また、共働きで安定した収入を得ながら資産形成を進め、50歳前後で富裕層に到達する「スーパーパワーファミリー」と称される世帯も見られます。
こうした家庭に共通しているのは、贅沢な暮らしをしているわけではなく、収入の範囲内で生活しながら着実に資産を積み上げてきた点です。
このように、「気づいたときには富裕層に入っていた」「共働きによって資産が着実に増えた」といった事例があるように、富裕層に到達する可能性はどの世帯にもあります。
では、一般的な家庭の貯蓄額はどのくらいなのでしょうか。
