4. 在職老齢年金、支給停止の判断「停止額計算の注意点は?」
在職老齢年金による支給停止の判断や停止額の計算は、以下の点に注意しましょう。
- 支給停止されるのは老齢厚生年金のみで、老齢基礎年金の支給停止はない
- 厚生年金に加入しない自営業の人などは、在職老齢年金による支給停止はない
- 現在の標準報酬月額は最大65万円(2027年9月以降、段階的な引き上げ予定)。給与が65万円を超えていても、標準報酬月額は65万円となる
5. おわりに
2026年4月から在職老齢年金の支給停止基準が51万円から65万円に大幅に引き上げられます。厚生年金に加入して働く年金受給にとっては、在職老齢年金による年金減額の影響が緩和され、働きやすくなるというメリットがあります。
基本月額や標準報酬月額など聞き慣れない専門用語が多くわかりにくい面もありますが、年金事務所などできちんと確認して、老後の働き方を決めるときの判断材料にしましょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省「在職老齢年金制度の見直しについて」
- 日本年金機構「在職老齢年金の計算方法」
- 日本年金機構チラシ「働きながら年金を受給する皆さま 在職老齢年金制度が改正されます」
西岡 秀泰