2. こどもNISAのメリットは?早期開始で「複利効果」を最大化する仕組み
「こどもNISA」が持つ最大の魅力は、時間を味方につけた資産形成が可能になる点です。
投資の世界では、運用期間が長くなるほど「複利」の効果が働きやすくなり、同じ投資元本でも将来の成果に大きな差が生まれることがあります。
複利とは、運用で得た利益を元本に加え、その合計額を基にさらに運用を続けていく仕組みを指します。
利益が新たな利益を生み出す構造になるため、初めは変化が小さく見えても、年数が経過するにつれて資産の増加ペースが加速しやすいのが特徴です。
特に積立投資のように長期間運用する方法では、複利の効果が最大限に活かされ、安定した資産形成に繋がりやすいとされています。
一例として、毎月1万円を年利3%で運用すると仮定します。
20歳から40年間積み立てた場合、元本480万円に対して将来の資産は約930万円になる可能性があります。
それに対して、40歳から20年間だけ積み立てるケースでは、元本240万円が約330万円になるにとどまります。
この差は、投資額そのものよりも「運用に費やした期間の長さ」が大きく影響している結果といえるでしょう。
著者
ファイナンシャルアドバイザー。京都教育大学卒業後、SMBC日興証券株式会社に入社。個人・法人の資産運用コンサルティング業務に従事。「株式・投資信託・債券」などを中心とした資産運用や、保険商品を活用した相続対策など、お金に関するトータルサポートをおこなった。現在は金融IT企業で個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。一種外務員資格(証券外務員資格)、AFP(Affiliated Financial Planner)保有。また、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト「LIMO&ファイナンス」でも執筆を行う。(2026年7月11日更新)
監修者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)や一種外務員資格(証券外務員一種)などを保有するメンバーが多数在籍する「LIMO編集部 証券出身者チーム」は、株式会社モニクルリサーチが運営する経済メディア『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社などの金融機関で資産運用のアドバイザリー業務に従事してきた証券会社出身者を中心に構成された編集チームです。
野村證券株式会社出身の宮野茉莉子や、日興コーディアル証券株式会社(現・SMBC日興証券株式会社)出身の安達さやかなど、第一線の金融現場でキャリアを積んだ編集者が在籍し、証券会社の支店において国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じた個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に携わってきました。顧客一人ひとりのライフプランやリスク許容度に応じた、丁寧でわかりやすい資産運用提案を強みとしています。
記事制作にあたっては、厚生労働省、金融庁、などの官公庁が公表する一次情報や統計データを重視し、正確性と客観性を大切にした執筆・監修を行っています。取り扱いテーマは、公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなど多岐にわたります。
(最新更新日:2026年1月9日)