3. 10年で200万円を目指す投資の注意点

「10年で200万円」といった具体的な目標を立てることは、投資を継続するうえで非常に有効です。一方で、目標達成を急ぐあまり、判断を誤りやすいポイントもあります。長期投資では「やること」と同じくらい、「やらないこと」を決めておくことが大切です。

3.1 値動きを見過ぎない

10年という長期間で投資をする場合、日々の株価をチェックすることは精神的な負担になるだけでなく、誤った判断の原因になりかねません。

もし一括投資をした翌年に何かしらの要因で暴落が起きた場合、一時的に資産評価額が大きく減ってしまう可能性もゼロではありません。

しかし、そこでさらなる損を恐れて売却してしまうのが、一番損をしてしまう可能性が高い行動となります。

暴落があってもその後数年かけて回復・成長していくケースも少なくありません。そのため、「10年後のゴール」を見据えているのであれば、途中に何かがあったとしても、慌てずに静観することも大切です。値動きを逐一見て一喜一憂するのではなく、「一度買ったらしばらく忘れる」くらいの距離感で構えることが、長期的な投資の成功のポイントになります。

3.2 100%安全な投資はない

投資先を選ぶうえで心に留めておきたいのは、「リスクなしに高いリターンは得られない」という原則です。たとえば「元本保証で年利7%」のような商品は基本的に存在せず、資産を大きく増やすには一時的な下落リスクを受け入れる必要があります。

一方、銀行預金は元本が守られる反面、金利は低く、インフレによって実質的な価値が目減りする可能性もあります。

大切なのは「リスクをゼロにする」ことではなく、分散投資や長期保有によって「リスクをコントロールしながらリターンを狙う」ことです。この姿勢が、資産を守りながら育てることにつながります。