1. 【国民年金・厚生年金】公的年金制度のイロハを整理!

日本の公的年金制度は「国民年金」と「厚生年金」の2種類で構成されており、その仕組みは「2階建て」と表現されることがよくあります。

日本の公的年金制度のしくみ2/13

日本の公的年金制度のしくみ

出典:日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」をもとにLIMO編集部作成

1.1 1階部分「国民年金(基礎年金)」の仕組み

1階部分に相当する国民年金は、日本に住む20歳以上60歳未満のすべての人が加入対象となる制度です。

保険料は全国一律で、年度ごとに改定されます(※1)。40年間すべての保険料を納付した場合、65歳から満額の老齢基礎年金(※2)を受給できます。

※1 国民年金保険料:2025年度月額は1万7510円
※2 国民年金(老齢基礎年金)の満額:2025年度月額は6万9308円

1.2 2階部分「厚生年金」の仕組み

2階部分にあたる厚生年金は、会社員や公務員などが国民年金に加えて加入する制度です。さらに、特定適用事業所(※3)で勤務するパートタイマーのように、特定の条件を満たす方も加入対象に含まれます。

  • 年金保険料(※4):給与や賞与の額に応じて決まります(上限設定あり)
  • 老後の受給額:加入期間や納付した保険料額によって個人差が生じます

※3 特定事業所:1年のうち6カ月間以上、適用事業所の厚生年金保険の被保険者(短時間労働者は含まない、共済組合員を含む)の総数が51人以上となることが見込まれる企業など
※4 厚生年金の保険料額:標準報酬月額(上限65万円)、標準賞与額(上限150万円)に保険料率をかけて計算される

このように、日本の公的年金は1階の「国民年金」と2階の「厚生年金」から成る「2階建て構造」です。それぞれで加入対象者、保険料の決まり方、将来の受給額が大きく異なっています。