5.3 国民年金の平均月額と男女差

国民年金の平均額(全年齢)13/13

国民年金の平均額(全年齢)

出典:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

  • 〈全体〉平均年金月額:5万9310円
  • 〈男性〉平均年金月額:6万1595円
  • 〈女性〉平均年金月額:5万7582円

5.4 国民年金受給額の分布状況

  • 1万円未満:5万1828人
  • 1万円以上~2万円未満:21万3583人
  • 2万円以上~3万円未満:68万4559人
  • 3万円以上~4万円未満:206万1539人
  • 4万円以上~5万円未満:388万83人
  • 5万円以上~6万円未満:641万228人
  • 6万円以上~7万円未満:1715万5059人
  • 7万円以上~:299万7738人

国民年金の平均月額は全体で5万円台であり、男女差は約4000円です。男性は6万円台、女性は5万円台という結果でした。

受給額の分布では「6万円以上~7万円未満」の層が最多となっており、多くの受給者が満額に近い年金を受け取っていると考えられます。

6. まとめ:自分の年金見込額を把握して将来設計を

これまでのデータから、国民年金は月額5万円~6万円台、厚生年金は15万円前後がひとつの目安といえそうです。しかし、実際には「3万円未満」から「30万円以上」まで、受給額には大きな個人差があるのが実情です。

内閣府の「令和7年版高齢社会白書」によれば、65歳から69歳の男性の6割以上が就労しています。続く物価高を背景に、「年金を受給しながら働き、収入を得て家計を支える」という生活スタイルは、もはや珍しいものではなくなっています。

冒頭で紹介したJ-FLECの「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」でも、多くの方が「物価上昇でお金の価値が目減りすること」に不安を感じていると回答していました。

このような状況だからこそ、年金の支給を待つだけでなく、「自ら家計を防衛し、資産を形成していく」という視点がますます重要になるでしょう。

まずは、手元に届く「ねんきん定期便」などを活用し、ご自身の将来の収入を正確に把握することから始めてみてはいかがでしょうか。

参考資料

マネー編集部年金班