湿気が多く、暗くなりがちな北側の庭や、木の根元などの日陰や半日陰の場所。日当たりが悪いうえに、早春はまだ気温が低いので、植物を育てるには適さないと思う方も多いかもしれません。
そんな庭におすすめなのが、寒さに強く、日陰でも元気に生長する多年草たち。
今回は植えっぱなしで日陰の庭を彩ってくれる早春の花やカラーリーフを9種、参考価格とともに紹介します。
1. この記事で紹介する「植えっぱなしで早春の日陰を彩る多年草」にまつわるあれこれ
- 日陰の庭に植えっぱなしOK!毎年早春に咲く花6選
- 日陰の庭に植えっぱなしOK!一年中美しい常緑カラーリーフ3選
- 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?
2. 日陰の庭に植えっぱなしOK!毎年早春に咲く花6選
2.1 クリスマスローズ
まだほかの花が眠っている1~3月にかけて、バラのように華やかな花を咲かせるクリスマスローズ。花弁のように見える部分はガクが変化したもので、花が散らずに長持ちします。
一重咲き・八重咲き・斑入りなど、コレクション性が高く、世界中に愛好家が多い花です。
※参考価格:400円~2000円前後(3号ポット苗)
2.2 スノードロップ
スノードロップはまだ雪が残る寒い時期から、白い花を咲かせる球根植物。小さなベル型の花が、茎にぶら下がるように開花する姿が可憐です。
白にうっすらと緑のハートが入り、愛らしい花が日陰の静かな庭で明るく映えます。
※参考価格:100円~150円前後(球根1球)
2.3 ハナニラ(イフェイオン)
3月頃から咲き始め、地面を埋め尽くすように咲き誇るハナニラ。強健な性質で、日なたから明るい日陰まで場所を選ばず育ち、こぼれ種でも株を増やします。
白・青・ピンクといったパステルカラーの花は、暗くなりがちな早春のシェードガーデンに輝く星のようです。
※参考価格:50円~100円前後(球根1球)
2.4 セツブンソウ
セツブンソウは2月の節分の頃に開花するのが名前の由来。日本原産の山野草で、凍てつく地面から顔を出す姿が健気です。
花の白・黄色・紫のコントラストが鮮やかで、はかなげで美しい姿から「春の妖精」とも呼ばれています。
※参考価格:700円~1100円前後(3号ポット苗)
2.5 プルモナリア
早春のシェードガーデンで、花と葉の両方を楽しめるプルモナリア。花は青や白、ピンクなど春らしく優しい色合いです。咲き始めがピンク色で、徐々にブルーへと変化する品種は、1株の中で複数の色が混ざり合う様子が楽しめます。
また、白い斑点が入り、花が終わった後も鑑賞価値のある葉も魅力的です。
※参考価格:600円~900円前後(3号ポット苗)
2.6 バイカオウレン
バイカオウレンは2~3月にかけて、梅の花に似た真っ白な花が開花。光沢がある葉は1年中深い緑を保ち、早春になると細い茎を伸ばして咲く姿は、清楚で上品です。
湿り気のある日本の山林に自生し、しっとりした日陰の庭に自然な山野の風景を再現してくれます。
※参考価格:600円~1000円前後(3号ポット苗)
3. 日陰の庭に植えっぱなしOK!一年中美しい常緑カラーリーフ3選
3.1 ヒューケラ
日陰のカラーリーフの代表格であるヒューケラ。ライムグリーン・オレンジ・赤・シルバー・深いパープルなどカラーバリエーションが豊富です。
一度植えれば植えっぱなしで育ち、初夏には繊細な小花を咲かせます。背丈がコンパクトにまとまるため、花壇の縁取りや寄せ植えにもおすすめです。
※参考価格:400円~900円前後(3号ポット苗)
3.2 ラミウム
ラミウムは茎が地面をはうように横に広がるのが特徴。葉に入る美しいシルバーの斑が光を反射し、日陰の地面を明るく彩るグランドカバーとして人気です。
春~初夏にかけては、ピンクや白、黄色などの小さな花を咲かせ、庭を彩ってくれます。
※参考価格:200円~600円前後(3号ポット苗)
3.3 アジュガ
冬の間地面に張り付いていたロゼット状の葉が、春の訪れとともに力強く立ち上がるアジュガ。葉の色も豊富で、シックなチョコレート色から、ピンクや白が混ざり合う葉色までさまざまです。
3月後半から4月にかけて、青紫やピンクの花穂を立ち上げます。
※参考価格:200円~500円前後(3号ポット苗)
4. 早春の日陰の庭を「春を告げる多年草」で華やかに
日陰の庭でひっそりと、けれどたくましく育つ早春の植物は、日なたの華やかさとはひと味違う奥ゆかしい姿が魅力です。一度植えれば、あとは自然に任せて、毎年同じ場所で春の訪れを知らせてくれます。
年を重ねるごとに株が充実し、毎年同じ時期に再開できるのが多年草の醍醐味。早春の肌寒い朝、ふと窓の外を見たときに小さな命の息吹を感じられるような、心安らぐ日陰の庭をつくってみませんか。
5. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?
さいごに「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」も整理しておきましょう。
- 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
- 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
- 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
- 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。
「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。
可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。
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