1. 【年金本体】いまどきシニア、厚生年金・国民年金をどのくらいもらっている?

まず、シニア世代が受給している厚生年金・国民年金の平均的な受給額をご紹介します。

厚生労働省年金局の「令和6年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」から、厚生年金・国民年金の平均受給額を見ていきましょう。

1.1 厚生年金の平均受給額

厚生年金は、会社員・公務員の方などが加入する年金制度です。国民年金に上乗せする形で支給されるため、「公的年金制度の2階部分」と呼ばれることもあります。

2024年度末時点での厚生年金保険(第1号)の平均受給額は以下の通りです。

  • 全体:15万289円
  • 男性:16万9967円
  • 女性:11万1413円

しかし上記の金額はあくまでも平均値、かつ国民年金(老齢基礎年金)部分が含まれています。

30万円以上の年金を受給する世帯がある一方、10万円に満たない世帯も多く存在します。

厚生年金への加入期間や収入などで受給額に差があることに注意が必要です。

1.2 国民年金の平均受給額

国民年金は、20歳以上60歳未満のすべての国民が加入する年金制度です。

厚生年金に加入していない自営業者や農業・漁業者、無職、学生なども国民年金には加入するため、公的年金制度の1階部分と言われています。

2024年度末時点での国民年金の平均受給額は以下の通りです。

  • 全体:5万9310円
  • 男性:6万1595円
  • 女性:5万7582円

厚生年金による上乗せ分がないため、年金水準そのものが低めです。

国民年金のみに加入している方は、年金以外の収入源や貯蓄の取り崩し、公的給付の活用などを検討する必要があるでしょう。