3. 純金積立|毎月1万円ずつ10年間積んだらいくらになってた?
ここからは、2015年から2025年の10年間に純金積立を毎月1万円ずつ積み立てていた場合、資産はいくらになったのかシミュレーションしていきます。
【シミュレーション条件】
- 積立期間:10年間(2015年12月~2025年11月)
- 積立額:1万円/月
- 手数料:買付代金の1.65%
- 年会費・保管手数料はかからないものとする
上記条件で純金積立をした結果は以下の通りです。
- 投資総額(元本):120万円
- 手数料総額:1万9800円(120万円×1.65%)
- 純金購入金額:118万200円
- 購入した金の総量:約148.8g
- 購入単価:8064円/g
- 2025年11月の評価額:約312万4800円※
- 運用益:約192万4800円
※2025年11月の国内金小売価を約2万1000円として計算
10年間毎月1万円ずつ積み立てたので、投資総額(元本)は120万円です。
そこから、買付手数料1万9800円を差し引くと、実際に金を購入できた金額は118万200円となります。
次に購入単価を求めます。毎月の積立金は1万円ですが、買付手数料として1.65%が差し引かれるため、実際に金を購入できる金額は9835円/月です。
9835円で毎月何gの金が購入できるかを各月分計算します。
例えば、2025年12月の平均価格を4500円/gとした場合、2.18g(9835円÷4500円)の金が購入できたことになります。
2015年12月から2025年11月までの各月の購入した金の量を求め、合計すると約148.8gが購入できた計算になります。
120万円を投資して約148.8gの金を購入したため、購入単価は約8064円/gです。
2025年11月時点の平均的な国内金小売価格は約2万1000円であることから、評価額は約312万4800円(2万1000円×148.8g)となります。
投資元本120万円に対して約192万4800円の運用益が付き、資産は約160%増加したことになります。
ここ10年の金価格の上昇により、純金積立に取り組んでいた方は、大きく資産を増やせた可能性があります。
4. まとめ
近年の金価格の上昇により、仮に10年前から純金積立に取り組んでいた場合は資産を大きく増やせた可能性があることがわかりました。
しかし、今後も金価格が上昇し続けるとは限らず、下落する可能性も考えられます。
また、純金積立は元本の保証はないほか、利息や配当の受け取りもありません。
売却時に税金がかかることにも注意が必要です。
純金積立をはじめる際には、仕組みやデメリット・注意点についてもしっかり理解したうえで検討するようにしましょう。
参考資料
木内 菜穂子