物価高が続くいま、老後の生活資金をどう準備するかは、多くの人にとって切実な問題です。5月も半ばを過ぎ、家計への影響を実感する機会も増えているのではないでしょうか。

「老後2000万円問題」が話題になってから久しいですが、公的年金だけで生活することの難しさは、広く知られるようになりました。しかし、70歳代の夫婦世帯に目を向けると、その資産状況は一様ではなく、大きな格差が存在するのが実情です。

豊かな金融資産を持つ世帯がいる一方で、資産をほとんど、あるいは全く保有していない世帯も少なくありません。多くの世帯が年金収入だけでは生活費をまかなえず、貯蓄を取り崩しながら生活しているのが現実です。

この記事では、公的なデータを基に、70歳代・二人以上世帯の貯蓄額の分布や家計収支の実態を詳しく解説します。あわせて、公的年金のリアルな受給額についても見ていきましょう。